山梨大学 計画系(武藤・劉)研究室とは
本研究室は,「交通」「環境」「防災」の3つのテーマに対し,社会的課題を整理した上でその課題解決のためには,インフラの整備を含めてどのような政策を実施すれば良いのかを,客観的評価に基づき具体的な解決策を示すことを目指す研究を行っています.
例えば,リニア中央新幹線の山梨県駅(仮称)の設置を考えた場合,駅ができることにより甲府都市圏の交通量はどの程度増えるのか,その結果過度な混雑が発生しないかなどを,まず検証します.そして,もし混雑等の社会的課題が生じる場合には,どのような対策を実施すれば良いのかを明らかにします.ただし,その対策が新たな公共交通整備などにより実施する場合,整備費用負担やインフラ整備に伴う環境負荷排出の問題,防災面での問題などが生じる可能性があります.良い結果しか生まない対策が見つかれば悩む必要はありません.
しかし,現実はそのような対策はまれであり,対策の良い効果と悪い影響を客観的に評価し,最終的にもっとも望ましい対策を提案するといった研究をしているのが武藤本研究・劉研究室です.